集めようと思ったわけではないのですが、押し入れの箱の中にはいつの間にか今まで訪れた温泉地のタオルがぎっしり。タオルを持ってこなかった温泉も合わせたら今までいったい何件くらい行ったのだろう。温泉リポーターをやっていた時のも合わせたら相当な数になると思われます。

しかしタオルはというものは、使用感のある状態ものをこうして並べてみると、写真で見るよりそれぞれの温泉地の様子がリアルに思い起こせてなかなかいいものです。

たとえば左の下から３番目のタオルは鹿児島にある鰻温泉のもので、ここは西郷隆盛が幕末から明治にかけて何度も訪れた温泉です。

この温泉で西郷隆盛が江藤新平と会談をしたという説明書き。

最後は江藤が声を荒げて出て行ったとありますが、新政府打倒の協力を頼んでは見たものの、西郷に断られたということのようです。

江藤新平といえば、小学校時代、本の貸し借りをするような仲良しがこの人の曾孫で、先日45年ぶりに再会したのだった。余談です。