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修験道者たちと霊峰大峯山へ

  • ヤマザキマリ・ブログ

ルシウスの(一方的な)ライバルである弘法大師をもっと深く知るために、吉野の大峯山麓へ行ってきました。

修験道者のみなさんと、日本の三大霊場である高野、吉野、熊野を結んだ三角形の中心に位置する場所にある大峯本宮天河大辨財天社で合流。

人生で初めて神仏習合の儀式に参加させていただきました。

 

大峯本宮天河大辨財天社では水の精、そして音楽や芸能の神様でもある弁財天を祀っているとのこと。ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーが神仏習合によって新道に取り込まれたのが弁財天。ギリシャ神話でいうところの芸術の女神ムーサ(芸術家に触発を与える女性を指す”ミューズ”の語源)。

そしてこの神社の鳥居の西、来迎院の境内には巨大なイチョウの木があります。

 

弘法大師が植樹したという言い伝えがあるそうですが、それにしても巨大。

銀杏もでっか。

もちろん御神木なんですけど、この木のある辺りは磁場がゼロなんだそうです。

磁場ゼロの石碑がある場所に立ってみましたが、いつも通りでした。

にしても、修験道者でもある僧侶の友人に誘ってもらわなかったら、取材とはいえ、こうした場所には辿りつけませんでした。ありがたいことです。

神社とイチョウにパワーを補填してもらったあとは、修験道発祥の地である大峯山へ。あの、命綱を体に巻きつけて崖から半身吊るされるような格好になる荒業で有名な山です。

私はもちろん山には登りませんが、女人禁制の結界まで足を運びました。

ルシウスにやってもらうことがどんどん増えていきます。

そういえば天河神社のそばのドライブインで食べた蒟蒻が美味しすぎた

続く

(写真 本人・山崎デルス)