Benvenuti a mio blog.
皆様こんにちは。
普段はイタリアと日本を行ったりきたりしながら漫画を描いているヤマザキマリです。
このたび、こちらの『続テルマエ・ロマエ』HPの開設にあたり、斯様なブログの枠を設けていただくことになりました。
『続テルマエ』の原稿の進行状況、個人的な近況、日々のあれこれを随時アップしていきたいと思っております。
さて、今年2月に“ジャンプ+”でスタートした『続テルマエ・ロマエ』ですが、4月に第1巻が刊行されました。もうお読みいただけましたでしょうか。
『テルマエ・ロマエ』の時代から20年が経過し、時は紀元158年。
主人公のルシウスも58歳となり、腰痛や家庭の事情に悩まされつつも、今やローマ帝国におけるトップ・オブ浴場技師である彼が、国の繁栄のために今回ワープをするのは、日本の東西南北に散らばる「温泉地」です。
単行本では、毎エピソードの終わりに、取材先の温泉の情報も掲載されておりますので、ちょっとした温泉ガイドとしてもお読みいただける仕様になっております。
早速、こちらの単行本に掲載されている温泉に行かれた読者の方もいらっしゃるようなので、みなさまもどうぞご参考にお出かけ下さい! どの温泉も全て、かつてテレビで温泉リポーターを勤めておりました私のオススメばかりです。
ちなみに現在“ジャンプ+”で無料でお読みいただける最新第6話では、下北半島の霊場、恐山の温泉が出てまいりますが、ここの温泉は温度も趣もパンチが効いていて素晴らしかったです。
下北半島は道を横切るニホンザルも堂々とした佇まい。
漫画ではイタリアのカンパニア州にあるソルファタラという火山地帯と比較がなされていますが、古代ローマでもやはり日本と同じく、火山が活発な地帯は冥界との境目と解釈されていたようです。
そして『続テルマエ・ロマエ』第7話は間も無くアップの予定です。
今しばらくお待ちください!!